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Team xRの坂本です。
7月3日から5日に東京ビッグサイトで開催された「第4回XR総合展/第2回メタバース総合展」に行ってきました!今回も広大なスペースにたくさんの企業が出展されていて、見ごたえありのイベントでした。昨年は写真撮影NGのところが多かったのですが今年はOKだったので、たくさん撮ってきた写真とともにこのイベントで私が感じたことを書いていこうと思います!
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色々な企業のブースを見てまず私が感じたのは、全体的にAI/DX/デジタルツインという単語を押し出してサービスを展開している企業が多いなということです。生成AIを筆頭にAIの取り組みをアピールすることはどの企業でも必須レベルになっているような気がします。DXは2025年問題などに関連する人材不足や技術継承の解決の為に関心を寄せ、導入を考えている企業も多いと思います。
サービスの具体的な内容としては、作業の遠隔支援、事故防止の安全教育、特殊な場所や状況の研修、メタバース空間の作成や生成AIを使った対話アバター作成など、それらをVRデバイスなどで実現しているという物でした。
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個人的に面白かったのは「ゲリラ豪雨体験VR」です。
その場で前進することが出来るVR内歩行デバイスと、写真で隠れてしまっていますが傘の前には扇風機が設置されており、実際の風を肌で感じながら、ゲリラ豪雨時のVR空間を歩いて、危険な状況を体験できる仕組みになっていました。自分の足で歩きながら突然の豪雨と風が襲ってくる感覚はとてもリアルでした。防災意識が求められる昨今、このリアル体験を通じてその場での適切な対応を学ぶことができるサービスが注目されています。
ひと昔前の展示会ではこのような複数のデバイスを組み合わせた体験型の展示が多かった印象でしたが、今回は上記に記載した通りサービス自体を提供している企業が多くなっています。
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当然といえば当然ですが、XRの市場状況がそのまま反映されている展示だと感じました。
XRの市場は長らく続いていた試作/検討のフェーズが終わり、実務での実績を求められる状態になっています。展示会の傾向として、技術そのものをアピールする展示は減り、企業やユーザーが導入後すぐに成果を出せるサービスの展示が多くなっている点からもそれを実感しました。実際のビジネスや教育現場で本当に役立つ価値を提供することが求められているのだと思います。
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