リフォームシミュレーションARアプリの開発事例紹介

部屋の模様替えをシミュレーションできるARアプリのご依頼を受けて開発したことがあります。

 

室内へカメラを向けるとLiDARスキャナにより床や壁を認識し、壁紙や床材を張り替えてARで表示するというもので、家具などのオブジェを置いてみるなど、模様替えした様子を簡単に素早くシミュレートすることができます。

 

このARアプリを活用して、リフォームや部屋の模様替えの後、その部屋がどのようになるかをバーチャルに再現して視覚化することができます。

気軽に模様替え

操作は簡単で、アプリを起動してタブレットで部屋を見回し、壁や床の情報を読み取れば準備完了です。後は右上の椅子アイコンをタップしてダイアログ画面を開き、試したい壁紙や床材・オブジェを選択します。

▲ 試したい壁紙や床材、家具などのオブジェを選択します。

オブジェはダイアログ画面で選択した後に、表示された照準を配置したい場所に合わせてタップで配置します。配置したオブジェはタップで選択後、指で操作して移動や回転および拡縮が可能です。

▲ オブジェを試し置きをして、実際にどのように見えるかを確認することができます。

使用技術

リフォームシミュレーションARアプリは、2020年発売のiPadProおよびiPhone12Proから搭載されたLiDARセンサーを利用しています。LiDARセンサーとは「Light Detection And Ranging」の略で、センサーからレーザー光を照射し対象物で反射してセンサー部に返ってくるまでの時間から、対象物との距離が計測できるセンサーを活用しています。

 

その他、Unityのシェーダーを用いて壁紙や床材の向きを考慮した描画処理を行ったり、今回のように見やすさを重視した色合いではなく、リアルな色合いで開発する事も可能です。

弊社では、LiDARセンサーを利用したスマホ・タブレットのARアプリ開発も行っています。

リフォームのご提案の際にご活用いただける専用アプリ開発も承っておりますので、お気軽にご相談ください。