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Team xRの坂本です。「XR Kaigi 2023 」に行ってきました。「XR/メタバースがテーマの国内最大級カンファレンス」というもので、最新のXRを体験してきました。様々な展示に魅きつけられましたが、個人的に良いなと感じたものをご紹介します。
「XR Kaigi 」とは
バーチャル領域(XR/メタバース/VTuber/空間コンピューティング/デジタルツイン/アバター等)の担い手に向けて「共有し、繋がり、高め合う」を目的に開催する国内随一の業界カンファレンスです。バーチャル領域で活躍する開発者・クリエイターのみならず、経営層やビジネス担当者の方々、マーケティング担当者や学生まで幅広いゲストのニーズにお応えするイベントとなっています。
主催はXR・メタバース・VTuber専門の国内最大級メディア『Mogura VR』を運営する株式会社Mogura。2019年より開催し、今年で5回目を迎えます。
※XR Kaigi ホームページより抜粋
XR Kaigi ホームページURL:https://www.xrkaigi.com/
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最新のXR機器の展示
様々な展示ブースでのデモや体験を通して、今後の開発ヒントやアイデアを学ぶことができました。
新しい機器として今年の10月に発売された「Meta Quest 3」とハイエンド機種「Meta Quest Pro」が展示されていました。体験の予約は満席状態! さすが人気機器ですよね。また、新型ARグラス「TCL RayNeo」も目にすることができました。ただ、こちらも予約が満席だったので残念ながら体験することはできませんでした。日本での発売が待ち遠しいです。
Quest 3 のようなカラーパススルータイプのHMD「Lenovo ThinkReality VRX」も体験しました。個人的な感触ですが、手を全面カメラに近づけた場合、多くのHMDはパススルー映像が歪むため不快感を感じるものですが、VRXは歪みを抑えた自然な映像でした。また、ハンドトラッキングも備えられているようです。この機器も自分の欲しいものリストの中に入れたいと思います。
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視覚や聴覚を通して楽しめるXR!
MRを通して直感的に操作できるロボットアームを体験できました。ロボットの周囲に表示される補足情報に従ってアームを動かすことができます。操作が簡単でイメージ通り(操作の通り)に動いてくれました。素晴らしいです!
YAMAHAさんブースでは 、小田急 VSE(50000形)に乗車している感覚を味わえる「ヤマハSound xR」が展示されていました。立体音響スピーカーを備えたグラス型デバイスによって、発車から到着に至る全面展望と共にVSEの特徴あるミュージックホーンの音を楽しむことができました。臨場感あるサウンドと共にワイドパノラマ映像を通して実際に乗車しているかのような感覚を味わえます。また、首から下げたiPhoneで自己位置を推定することによって、その場に応じた臨場感あるサウンドを実現されていました。旅行系コンテンツとして、また鉄道マニアさんにとっても嬉しいシステムになりそうです!
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IVRC学生エリアで良い刺激を得ました
学生さんの展示エリアを発見! おもしろい展示が多く私にとって良い刺激を得る場となりました。中でも、「VRボウリングローリング」という名のVRコンテンツで、ボーリングの玉になってピンを倒していくゲームを楽しみました。目の前に置かれた紙をなでるように腕を動かすと、ボーリング内で動いたことと同じように玉が移動する仕組みになっていて、目の前に触るものがあるおかげで体験がよりリアルになり満足感がありました。
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この度、「XR Kaigi 2023」展示ブースでのデモや体験を通して、表現方法のイメージや新たなアイデア等色々と勉強になる良い機会となりました。来年は、さらに進化したXRを体験することになるんだろうな~と感じつつ、自分も世の中に必要とされるXRコンテンツを沢山作り上げていきたい!という気持ちになりました。
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